型番 | NS-10M |
NS-10M ST/ NS-10M STUDIO |
NS-10MC | NS-10M PRO | NS-10MX |
NS-10MT/ NS-10M(Theater) |
---|---|---|---|---|---|---|
型式 (Type) | 2ウェイ・密閉ブックシェルフ型 | 2ウェイ・10.4リットル密閉ブックシェルフ型 | ← | ←? | 2ウェイ・密閉ブックシェルフ/防磁型 | 2ウェイ・バスレフ/ 防磁型 |
ユニット (Components) L.F. / H.F. |
18cmコーン型 (JA-1801) / 3.5cmソフトドーム型 (JA-0518) |
18cmコーン型 (JA-1801) / 3.5cmソフトドーム型(JA-0518A) |
← | ← |
18cmコーン型 / 3.5cmソフトドーム型 |
18cmコーン型 / 3cmソフトドーム型 |
許容入力 (Power Capacity) 許容 (Program) / 最大 (Max) |
25W/50W | 60W/120W | ← | ← | 60W/180W (EIAJ) | ← |
再生周波数帯域 (Frequency Range) |
60Hz~20kHz | ← | ← | ← | ← | 43Hz~30kHz |
出力音圧レベル (Sensitivity) |
90dB/W.m | ← | ← | ← | ← | ← |
インピーダンス (Nominal Impedance) |
8Ω | ← | ← | ← | ← | 6Ω |
クロスオーバ周波数 (Crossover Frequency) |
2kHz(12dB/oct) | ← | ← | ← | ← | ← |
外形寸法 W×H×D [mm] (Dimensions) |
215×382×199 | 215×381.5×197.5 | 215×381.5×200.5 | 215×381.5×202 | 215×382×199 | 215×382×255 |
重量 (Weight) | 6kg? | 6.3kg | 6.5kg | 6kg | 7kg | ← |
価格 [¥] | 50,000 (2台1組) | 51,200 (2台1組) | 60,000 (2台1組) | 55,000 (2台1組) | 64,000 (2台1組) | 34,000 (1台) |
発売年 | 1978年 | 1987年 | ← | ← | 1993年 | 1995年? |
備考 |
縦置き サランネット 挟み込み式ターミナル |
横置き 大型ネジ式ターミナル 付属品:すべり止めシート |
横置き サランネットと上部ブラケット取り付け穴がある以外はNS-10M Studioと同仕様 |
縦置き サランネット以外はNS-10M Studioと同仕様 民生用 |
縦置き サランネット付き 民生用 付属品:スピーカーコード4m×2 |
← 付属品:スピーカーコード10m |
ふとしたことからNS-10Mシリーズについて調べていたのですが、生産完了ということもあり、あまりにも情報がなかったので、手持ちのカタログやら国内外のサイトを巡って情報をかき集めてみました。
どこのスタジオにもあることから生産完了してもあと10年くらいは残り続けるのかなぁと思われるこのモデルですが、 評判だけを聞いて音を聴かずに購入した人は予想していた音とのギャップにorzな人もいるとかいないとか。「テンモニでよく鳴るように作れば、どんなスピーカーでならしてもよくなる」と冗談交じりに言われたこともありましたがあながち間違いでないとも思えてしまうのが不思議です。ただ、大きい音でならさないとよくわからないし、フラットであるようなフラットでないような素人には扱いにくい上級者向きのモニターではあると思います。低音がみえにくいので作るジャンルによっては使い勝手がいいとは言えないと思いますが人それぞれなので生で聴くことをお勧めいたします。ちなみに名前の「NS」とはNatural Soundのことだそうです。
NS-10Mシリーズの中でもテンモニ・テンエムなど呼ばれるNS-10MやNS-10M STUDIOがスタジオなどでよく使われているようですが、業務用ではなく民生用モデルであることから出数が少ないNS-10M PROにも(貴重さから)人気が出てきているようです。
また、YAMAHAのカタログによるとNS-10MCはNS-10M STUDIOの商業空間用モデルだそうでスペックはほぼ同じです。NS-10M PROも民生用ということなどを除きNS-10M STUDIOとほぼ一緒だそうです。
NS-10M(クラシック)とそれ以降のシリーズは音の傾向が異なり、NS-10Mはハイが強めに出るそうです(個別に聴いた事はありますが聴き比べたことがないので詳細は割愛)。 ツイーターの型番がNS-10Mが「JA-0518」 、その他が「JA-0518A」となっているようなのでそれがそのまま音質につながっていると思われます。
NS-10MXはラインナップ的には民生用なのですが(YAMAHAのToP-ARTというシステムコンポにも組み込まれている)、防磁型(独自のA.MAG防磁方式)であることからモニタの横に近接する場合は必然的にこちらの方が選択されることもあるようです。ちなみにカタログにはNS-3MXという12cmコーン型フルレンジ「ミラクル・ミニ・モニター(カタログによる)」のラインナップもありました(2台1組 36,000円(税別))。
NS-10MTは他のラインナップとは異なり、モニターではなくホームシネマ用途(YAHAMAのページによる)だそうで、レンジも広がり音の傾向も異なるようです(構造的にもこのモデルだけバスレフ型という点でも低音の出方の違いは想像できます)。
NS-10というシリーズの元になったモデルもあるようなのですが、あまりにも古く情報が少ないため割愛、詳細をご存知の方は情報お待ちしております。
※参照
http://www.yamaha.co.jp/audio//prd/speaker/ns-10/ns10mx.html
http://www.yamaha.co.jp/audio//prd/speaker/ns-10/ns10mt.html
http://www.yamahaproaudio.com/products/speakers/ns10m_studio/index.html